夢工学サロン(議論概要)


 <参考:第3回「夢工学サロン-9/28」の議論概要>

 若干冗長になりますが、サロンの雰囲気をイメージ頂くためにできるだけ再現してみます。

 

・直感と論理

⇒「ヒョッとしたら!」が直感、理性的判断の前に出る

直感は誰にでも閃くが「同時に論理も浮かぶか」が重要 

直感とロジカルが同時に出てくる「直感の70%は正しい!」(羽生名人)

 

・直感と行動

⇒直感即行動(論理)に移せるか否かが違いになる

次のステップ(行動)で違い(差)が出る  

直感を行動に移すことが重要 

 

・直感と動機

⇒直感には「強い動機(拘り)」が必要

真剣に考えていた、強く求めていた、強く願っていた、知りたい、何とかしたい、・・・

直感は動機(拘り)の「ある閾値」を超えると出現する(閃く)

直感(閃き)から夢(拘り)が形成され、夢(拘り)から直感(閃き)が生まれる双方向

(例)「突如としてある日ある時ある女性を好きになる感情が生まれる・・・」

    ”I want you, I need you, I love you.”

 

・ロジカルシンキングでの直感と論理の関係

⇒水平思考(直感、枠を外す)vs,  垂直思考(論理、深堀りする)

これを行ったり来たり繰り返すことが要だが水平思考を忘れがち

 

・夢と志

⇒自分に向いている夢、他者に向いている志

何れも「本当に好き」でやっているかを問題にしている

 

・「利他」の気持ちが「志」

⇒「利他」は本能からきている、人間が本来持っているモノ

「他者のために努力するのはヒトの本能」(私の履歴書ー日経-9/28)

人類が生き残るためには助け合う必要があった

 

・思いやり型リーダーシップ

⇒相手に「共感」する、相手を「理解」する、相手を「支援」する

他者を「支援」するが「志」→「君の志は何かね、夢を持て」(吉田松陰)

 

・このサロンで改めて「夢とか夢工学」について語り合う意義とは?

⇒「明日はもっと良くなる・・・」という前提での夢ではないか?

「明日はどうなるか分からな い・・・」状況で夢は持てるのか? 

⇒夢とは「大好きなこと」、さまざまな解釈があるがそれでも構わない

哲学的な意味は持たせていない・・・

 

・夢工学には「夢を探す、探る」ことも含まれているか?

⇒夢工学は夢のある人前提に、どうやって夢を実現するかをテーマとしているが、

「夢工学式発想法(DEC思考)」で、夢創出のアイディア発想法をテーマとしている

 

・夢のない人に夢を持ってもらうにはどうしたら良いか?

⇒夢を探るアイディア発想法を身に付ける

小さな仮の夢を持ち、小さな成功体験を繰り返す

「小さな仮の夢(大好きなこと)を作る、それを実現して成功させる、やったという満足感を体得する、その満足感が次の夢を育む、このループを繰り返すことで本物の夢に近づくことができる。」 

(参考)「夢をはぐくむレッスン」(杉原厚吉「計算錯覚学」)

http://www1.odn.ne.jp/sugihara/dreamlesson/dreamlesson.html

 

・自分の夢に「共感・共有」してもらうにはどうすれば良いか?

⇒「夢を持て!」いうのは「好きになれ!」と同じで「説得する」のは難しい

伝搬(プロモーション)して共感者を「探す・見つける」しかない 

チームを組むとき夢を共有できないメンバーは外すしかない

「共感は20%」で、1〜2割程度しか共感してもらえないが前提

残りの半分ぐらいが「どちらでもよい、どうにかなる」でチームは組める 

 

・夢を持つということは極めて「個人的」な内なるテーマ

⇒「モチベーションを持って下さい」と同じで「夢を持って下さい」と言っても通じない

説得レベルでヒトを動かすことができるのであれば苦労は無い

そのような意味でモチベーション論やリーダシップ論は余り信じられない

 

(夢工学の在り方:基本的な考え方)

・夢工学の全体像

⇒パトス論(理念)、ロゴス論(技術)、悪夢工学論(夢を潰す工学論)、から構成される

パトス論(理念)は、夢存在論、変身論(Transformation)、創造開発論(DEC思考)、エントロピー論、体得論、成功論、実現論

ロゴス論(技術)は、VPM論(P2MのMission Profilingに相当)、PM論、OM論、意思決定論

 

・悪夢工学論

⇒「夢の実現を阻害」する諸要因を分析したもの

悪夢工学論や意思決定論はPM論の範疇に入れるべきもの→PMAJで議論してほしい

 

・Critical & Crucial(成功根源3要因)

⇒本物の夢(Dream Power)+優れた発想(Idea Power)+優れた発汗(Action Power)

この3要素が連携して成功の必要不可欠の条件となる

日本企業は「本物の夢(Dream Power)」を無視して世界最低の競争力に!

When you wish upon a star, your dreams come true"

 

・DXが失敗する要因

⇒変身(Transformation)の夢(意思とアイディア)以前にディジタル技術を使うことが先行している

⇒Can Do(できること)しかやっていない、Can Doでは変身はできない

ToBe(本物の夢、Dream Power、なりたい姿)が必要 

 

・なりたいと思ってもなれないから「なりたい(変身)」と思わないのでは?

⇒アイディアがあれば「変身できる(なれる)」

変身できるアイディアを生み出す「発想法」を教える必要がある

 

・変身できる発想法を教えて天才を作る

⇒変身できるヒト(天才)になってもらうには発想法を教える

天才を採用して下さい、天才がいなかったら天才になって下さい

どうやって天才になれるか、発想法をマスターして下さい、そして天才をつくる

 

・天才のつくり方

⇒求める魚(アイディア)は与えない、魚を釣る方法(発想法)だけを教える

自分で釣ってみる(自らアイディアを生み出す)ことを体得するしかない

 

・DXが失敗する原因

⇒日本の構造的な欠陥による失敗

日本の縦型組織の弊害:上意下達、指示待ち、先導する人材不足

担ぎ上げられた人材によるお神輿経営の弊害:保身、成功体験に縛られる

全社レベルのDX組織体制の欠如:トップのリーダーシップ不足

「本物の夢が無くやる気の起きない組織(会社)は去るべき」

 

・少年達に贈る言葉

⇒夢と思いやりを持って楽しんで下さい

仲間を理解する、仲間を助ける、仲間をやる気にする(チームビルディング)

特に若い人たちへのメッセージとして夢工学はあるのかも・・・! 

 

・夢工学が説く「夢パワー」(Dream Power)

⇒夢実現パワー、夢成功パワー、才能パワー、失敗克服パワー、やり甲斐獲得パワー、生き甲斐獲得パワー、健康獲得パワー、病気克服パワー、生命維持パワー、死受容パワー、・・・

(参考)「失敗学のすすめ」畑村洋太郎

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjlp1960/43/2/43_2_182/_pdf

→「失敗学」は成功を約束するものではない

成功するためには「成功学=夢工学?」が必要では・・!?

 

・死に直面したとき

⇒夢を実現したヒトは死を受容するのが早く安らかに死ねる

否定する→攻撃的になる→憂鬱になる→すがろうとする→死を受け入れる

(参考)「死の瞬間」(エリザベス・キューブラー=ロス)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%BC%EF%BC%9D%E3%83%AD%E3%82%B9

 

・夢工学式発想法(DEC思考)とP2Mの関係

⇒P2Mはライフサイクル全体をサポートすると謳いながら源流アプローチが欠落している

DEC思考が頭にきてP2Mのミッションプロファイリングが続く

P2Mで夢工学の位置づけを明確にする:革新的発想法(0→1→10)

(参考)「ビジネスイノベーション実現フレームワーク」(全体図添付)

 

 

・従来PM論では経営レベルに関心がなく要件定義からスタートする

⇒DX時代は源流からスタートしなければならない

改訂版にDEC思考を入れて欲しい

日本を救うには成功の3要素(夢、発想、発汗)しかない

 

・次回以降、DEC思考、悪夢工学、夢を共有する伝搬するテーマも議論したい

⇒全体を把握した上で、場面場面で自由に使えるようになるの重要

 

改めて「夢」という言葉に興味と疑問を感じるサロンになりました。

いろいろな場面で頻繁に「夢」という言葉を耳にする割には、議論に出てきたような深いところの認識はありませんでした。夢が直感とかアイディアとか志に関係している割には、組織の中でビジョン・ミッションを議論する場合に、夢の話は出てきません。そのような不思議な位置づけに夢が置かれているなとこれはなぜだろう?と改めて疑問に思いました。

組織内の議論が技術論・合理論に偏り、本物の夢(Dream Power)論から遠ざかっているのかも知れません。これでは、優れた発想(Idea Power)も優れた発汗(Action Power)も期待できないと思います。日本の根源的な行き詰まりの原因はここかも知れません。

夢をもっと浅く軽く考えないで、きちっと議論をして、話せるような形にすると、子供たちとか仲間との議論が変わってくるのではないでしょうか。「夢工学サロン」はそのような場です。フランクで楽しい場ですので、多くの方々、特に若い方々の参加をお待ちしています。

 

・・・ 


 

<第2回「夢工学サロン-7/26」の議論概要>

 

・成否研究:成功と失敗を分ける要因と成功の工学への関心

⇒ライフワークとして「成功と失敗の法則は何か?」を探し求めていた

⇒「成功物語と失敗物語」への探求研究の中からそれが「夢では?」と閃めいた

 

・「夢」の発見:夢が原点だ

⇒全ての「成功物語」に共通して貫徹する決定的な根源要因(法則)は「夢」であることを発見

⇒探し求めていたモノが「夢」であり、人類史は「夢」の発見と成功の歴史であることを確信

 

・「夢」とは何か:「大好きなコト」(「恋人への恋情」に似たもの)

⇒夢工学は「夢」とは何か?定義しない。各人が「これが夢だ」と言えばそれが「夢」である

⇒「夢」は一般的に「大好き」と同義語、叶えたいと強烈に願う情熱を伴うモノ

⇒本物の「夢」か偽物の「夢」かは「大好きなコト」を叶える情熱の強さの違いである

⇒(例)I want you, I need you, I love you.(Elvis Presley)

 

・「夢」とPMのマッチング:Total Project Engineering(総合プロジェクト工学)

⇒PM を基に成否研究等を活かせば、「成功の工学」を作れると直観した

⇒「夢工学」はPM(Project Manegement)」の基盤上に構築され、「夢」から発現する「前工程」と PM 完了後の「後工程」を PM 工程に付加された「Total Project Engineering」として構成された

 

・ストリーボード:夢の実現・成功・効果の仮説創り

⇒ハリウッド映画の制作は「ストリーボード(絵物語版)」の作成からスタートするPMである

⇒ストリーボードは「仮説事業計画書」であり「夢の実現・夢の成功・夢の効果」の仮説を創る

⇒この仮説に基づきファンディングが行われあらゆる関係者の組織化と人事化が行われる。

⇒このPM研究から「夢(仮説)」を起源とする「夢工学(Total Project Engineering)」を実想する

 

・直感とは?:「夢工学式発想法(DEC思考)」でのテーマ

⇒徹底的に追求する(拘る)中から勝手に出てくる(湧いてくる)閃き(アイディア)

⇒理性的思考を超えた感性的思考が重要「直観の70%は正しい」(羽生名人)

 

・「夢」と「志」の違い:「自分(利己)」を超えた時「志」となる

⇒自分の夢、家族の夢、会社の夢、社会の夢、国の夢、人類の夢、世界の夢がある

⇒「自分(利己)」を超えた社会の夢を分岐点に「夢」は「志」に止揚される

⇒「夢」から生まれた「志」も「大好きなコト」が「本物の志」である

⇒使命感や義務感のような「志」は長続きしない「偽物の志」といえる

 

・「夢」を持つ事の意義:「夢」と「パワー(情熱)」

⇒「夢」とは、好きなこと、やりたいこと、成し遂げたいことと同義語

⇒「夢」を持つことでそれを実現させ成功させたいという強いパワー(情熱)が湧き起こる

⇒夢こそ発想の究極の動機となり「汗と涙と血」を流すことを厭わず喜んで流す情熱となる

 

・「夢の実現」と「夢の成功」は別次元のモノ

⇒実現した時が「夢の実現」であり、そこから成果を獲得できたときが「夢の成功」である

 

・天才・秀才・凡才の違いと「夢」

⇒叶えたい「夢(大好きなコト)」への「情熱」、「好奇心」、「興味」の程度が

 常軌を逸するほど強い人物が「天才」

 異常ではないが通常人より強い人物が「俊才」

 普通の程度が「凡人」

 

・デザイン思考と夢工学式発想法(デック思考)の違い:(1→10)or(0→1)

⇒革新的発想法で、

 改善レベル(1→10)の発想法がデザイン思考、

 改革レベル(0→1)の発想法が夢工学式発想法(デック思考)

⇒デザイン思考がGlobal Standard

 夢工学式発想法(デック思考)がNational Standard

 

・革新的DX人材育成のために

⇒「プロジェクトありき」ではなく「プロジェクトを創る」ことへの意識転換が必要

⇒「夢工学式発想法(デック思考)」+「デザイン思考」⇒革新的プログラムが理想的

・・・

 

<注>

資料は改訂される可能性がありますのでご了承ください。