テーマ: 「激変の時代を勝ち抜く」
~モデルベース・プロジェクトマネジメント(MBPM)による不確実性の克服~
・・・ 池 大 (グローバルプロジェクトデザイン・ジャパン株式会社)
市場の要求や技術革新のスピードが加速する現代において、プロジェクトの仕様や環境が頻繁に変化する「ダイナミックプロジェクト」は、もはや特別なものではなく、一般的なプロジェクトにも当てはまるようになっています。
ウォーターフォールのように緻密な計画を作成する従来のプロジェクト管理(PM)手法は、この激しい変化に対応しきれず、コミュニケーションの齟齬や手戻りの多発、コストとスケジュールの超過といった問題を生んでいます。また、これらを解決すると期待されたアジャイル的PMも、要求の断片化によりプロジェクトの最終的なゴールを見失うという新たな課題に直面しています。
今回の話題提供では、これらの根本的な課題を解決し、「変化を前提としたプロジェクト推進」を可能にする革新的な手法、「モデルベース・プロジェクトマネジメント(MBPM)」の導入とその実践的な極意を解説し、皆様と議論できればと思います。
MBPMは、アクティビティ、チーム、プロダクト(成果)といったプロジェクトの主要な構成要素をモデルとして形式的に可視化・構造化します。これにより、抽象的な言葉では伝わりにくかった複雑なプロジェクトの全体像が視覚化され、関係者間で深い相互理解が生まれます。さらに、単なる視覚化に留まらず、モデルに基づくシミュレーションと予測が可能となり、より確度の高い意思決定を支援します。
そして、これらのMBPMのメリットは、先進的なプロジェクト管理ツールと組み合わせることで真の力を発揮します。本会では、モデル情報をプロジェクトの進捗やリソース管理に統合できる具体的なツールとして、弊社が開発したTeamPortに焦点を当ててご紹介します。
・ツールによるモデルと進捗の統合 : TeamPortを活用することで、作成したモデルと実際のタスク、スケジュール、リソースを紐づけ、モデルの変更が即座に進捗計画に反映される状態を実現します。
・リアルタイムな状況把握と予測 : モデルとプロジェクトデータの一元管理により、プロジェクトの健康状態やリスクをリアルタイムに把握し、予測に基づいた迅速かつデータドリブンな意思決定を支援します。
本会では、変化をリスクとしてではなく、管理可能な要素として捉え直す視点、MBPMの導入ロードマップ、そしてTeamPortなどのツールを活用してダイナミックなプロジェクトを成功に導く具体的な戦略と実践テクニックを提示します。
是非、多様な現場の経験をお持ちの皆様の知見を持ち寄り、モデルベースの考え方がプロジェクトマネジメントにどの様な本質的な変革をもたらすかを、活発に議論できる場になることを楽しみにしております。
<事前配布資料>
講話・議論概要 文責:岩下
<注>
資料は改訂される可能性がありますのでご了承ください。